読書感想文 その2 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦 2
なんと前回の読書感想文では二人いる著者の片方について書いたら終わってしまったんである。未だ感想に至らず。高野秀行についてちょっと書いたとこで終わったので続きは清水克行についてである。
歴史学者の清水克行、これまた面白い本を出しているんである。
「喧嘩両成敗の誕生」は立ち小便を笑ったことから金閣寺と北野社が全面戦争に発展しそうになるエピソードからはじまる、日本中世がいかにヤバかったかを書いている本。「日本神判史」は中世日本で行われた熱湯に手を入れたり熱した鉄を触ったりする裁判についての本。
「耳鼻削ぎの日本史」はタイトルそのまま。
というように、日本中世でも歴史的大事件というよりはちょっと変わったテーマについて書いている歴史学者である。
この二人が対談するのだからそりゃ面白いものにもなる。次回へ続く。