下書き保存が増えていく
ブログ再開から数日……記事を書いては下書き保存することを繰り返している。とうてい公開する気になれない。
まるで内容のない駄エントリを連発した結果、強い後悔の念に駆られている。ブログを始めたり再開したりすると物珍しさから多少は関心が持たれるものだが、そんなものは駄エントリを連発する毎に急速に薄れていくものである。どうしてあんな文章を書いて投稿してしまったのか。
そういうわけで下書き保存が増えているのである。きちんとオチのある納得のある記事を書いてみたいのである。そんな記事になりそうな、まるで根拠のない期待が下書き保存を増やしている。
ちゃんとした記事になるかもしれなかった文章が、公開ボタンをクリックした瞬間に確定してしまう。とても押せやしない。
いつまでも可能性の世界に宙ぶらりんで留まっていたい。現実を確定させたくない。
結局そういうことなのだ。何度繰り返したか知れないこれ。しかしこのままでは宙ぶらりんなまま下書き保存を無数に増やしていく結果となり、やがては下書き保存すらしなくなる。そしてしばらくしたらまた再開するのである。そんなことは繰り返してはならない。
駄文製造機ならばそれでいいじゃないか。本当に良いのかなんでわからないが、駄文を書くか、何も書かないかの二択なら書く方を選ぶのがブロガーじゃないのか。そう、私はもはやブロガーなのである。今がブロガー魂を見せつける時だ。
公開ボタンを押せ、押すんだ。下書き保存に逃げるな。オチがなくとも、勇気を振り絞って押すんだ。
ああ、押せない。とても押せやしない。また駄文を書いてしまった。どうしよう。全部消そうか。消したら楽になれる。しかしそれじゃまた繰り返しだ。
何かないか、オチ、オチはないか。オチさえあれば公開が出来る。何処かにオチが落ちてはいないか
……なんてこった。なんてことを書いてしまったんだ。
「オチが落ちてはいないか」
思いついてもこんなことは書かない……やってしまった。しかしいいんだ。書くしかない。やってしまったことは取り返しがつかないんだ。オチなんて気にするな。なんでもいいから公開しろ。
次からオチをつければいいじゃないか。いつかオチが落ちてくる日も来るさ。
今思ったのだが、「可能性の世界に留まって宙ぶらりん」は打倒しなくてはならない。
とにかく格好つけるな。格好をつけてはいけない。格好よくないものが格好つけてどうする。
あ、1000字になった。終わり。次こそオチをつけるぞ。